5月13日朝、元気な女の子を無事に出産しました。
途中、胎児が低体重気味で入院となったけれど、
その後V字回復をみせ、
予定日を3日超えて、2,760gという一安心なサイズで生まれてきてくれました。
出産の2日前の夜中から、
前駆陣痛という不規則な間隔で襲ってくるプレ陣痛が始まった。
果たしてこれが陣痛ってやつなのか?
なかなかに痛いけど、我慢できなくもない、
でも波のように繰り返しやってくる。
翌日、病院に電話するも「もうしばらく様子を見ましょうか。」と。
痛みをこらえつつも、痛みが来る時間を計り、
来日した相方さんと近所を散歩したりと余裕があった。
翌々日の早朝、いよいよ痛みが10分間隔を切るようになり、
言葉を発せないくらいの痛さとなり、たまらず病院へ電話。
とりあえず外来で診ましょうとのことで病院へ。
この時点で子宮口は2cm開いており、そのまま入院。
本格的な陣痛の幕開け。
ここから壮絶24時間の陣痛が始まった。
想像をはるかに超えた痛さ。
ただただ、痛みが逃げていくのを必死で耐え、
痛みを増してやって来る次の波を静かに待つ。
まだまだ子宮口は2cmのまま。
痛みの感覚は10分を超えたり縮まったりの繰り返し。
入浴指示が出てお風呂へ入ったり、
分娩室が並ぶ病棟を歩き回ったりして陣痛を促す。
勿論、その間も痛みは繰り返し襲ってくる。
誰かの叫び声が分娩室から漏れ聞こえる。
ううう…すごい…。
私もそうなるの?と怖じけづく。
お昼を過ぎ、ようやく午後になり、やっと夜が来る。
とても長い長い夜。
時計を見ても、まだ2時、3時、4時…
一体いつまで続くの?
いつ終わりが来るの?
もう耐えられない。
相方さんにしがみついて泣く。
陣痛の度に、寝ずに腰や背中をさすってくれ、
私の吐く暴言に耐えてくれた。
6時を過ぎた頃、いよいよ陣痛が3分程の間隔になり、
凄まじい痛みに体が震えだした。
でも子宮口4cmと言われると、ようやくここまで来た!と嬉しく思った。
分娩台に必死でよじ登ると、
体が焼けるような痛さと共に、
赤ちゃんの頭が出てきそうな感覚に襲われる。
叫び狂う。
一気に子宮口全開となり、
ここからはもう筆舌に尽くし難い壮絶なラスト。
そして、本当に自分の体から赤ちゃんが生まれた。
言葉にならない感覚。
横を見ると相方さんが涙していた。
弱々しくもしっかり聞こえる赤ちゃんの泣き声。
ああ、やっと終わった…。
しばらくして、助産師さんが「我が子だよ〜」と言いながら、
赤ちゃんを胸元に抱かせてくれた。
我が子。
初めて込み上げてくる何とも言えない感情に包まれる。
「我が子」かぁ。
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我が子 |
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