12/25/2012

治療方針の話し合い2

胸の腫れはだいぶ治まってきた。
ということは、胸が小さくなってきた。
まだ若干の腫れが残っているから、これから更に小さくなる気なのかも。
この辺で勘弁しておいて欲しい。

その代わりに、だんだん硬くなってきた。
これはしばらく続いて、徐々に柔らかくなっていくものらしい。
そして、痛みのある部分と、まだ感覚が戻ってない部分がある。
表面の傷は小さくても、深い所まで切ったり縫ったりしているようだから仕方ないか。

先週縫合した脇の抜糸をするために、外来へ。
あの後、あまりにもあっさりとすんなり帰ってきてしまった事に後から気付いて、
もっと、具体的な突っ込んだ話を聞こうと、質問リストを作って行った。
先生とも今日で最後になるだろうし。

今回は、あまり待たされずにお呼びがかかる。
まずは抜糸。

数秒で終わり、キレイキレイと言われる。
傷が。

そして、もっと話を伺いたいと質問リストを開く。
質問したのは、だいたいこんな感じ。

現状で、ずばり再発リスクはどのくらい?
-何もしなくて、約90%は再発しないだろう。

ホルモン療法が再発を防ぐ可能性はどのくらい?
-約4%再発を防ぐことができるだろう。

じゃあ、100人中6人は、ホルモン療法をしても再発する可能性があるということ?
-うん、そういうことだね。でも、その6人に入らないように、ホルモン療法を勧めるんだよ。

タモキシフェン(抗エストロゲン剤)服用は5年間というのが、果てしなく長く感じる。
2~3年のデータが無いそうだが、無治療よりも2~3年間服用のほうが防止効果はあるか?
5年服用が標準だけど、無治療と比べるならば、2~3年服用のほうが効果はあるだろう。

前回、妊娠出産を先にするという選択肢があると言われたが、
無治療という選択肢も、私にはあると理解してもよいか?
-そうだね、選択肢としてはあると思う。
 でも、医者としては、再発リスクが少しでも減る治療を提供するけど、
 どれが正しいとは言いきれない。

先生は、いつも無難な回答ですり抜ける。医者は頭が良い。
要するに、ガンは医者にも分からないということで、
再発する人は再発するし、しない人はしない。
薬がうまいこと効くかもしれないし、効かないかもしれない。

今年で異動となる先生とは今日で最後。
次の外来は来月半ば。
初診の先生に戻るか、後任の先生にするか、どっちがいい?と訊かれ、
この際、色んな医者の意見を聞いておこうと思って、後任の方にお願いすることに。
大学病院から交代で異動してくる後輩だそうな。
最後に、お世話になりましたとお礼を述べて終了。

ホルモン療法、どうしようかな。
相方とも相談してるけど、まだ分からない。

でも、自分の体は自分が一番よく分かる。
ガンは、自分が作ったものだと理解する自分がいる。

ガンの原因は何なんだろう。遺伝の場合は別として。
やっぱり、いくら薬で対抗しても、
そもそも根本原因を正さないと、駄目なんじゃないかと感じる。

効果があるとしても、
人間の体に、自然に分泌している女性ホルモンを薬で完全に止めるなんて、
なんだかとても違和感があるというか。

長期間、副作用の苦しさに耐えながら、
人生が大きく変わるであろう子供を持つのを、その間諦めた挙句、
「残念ながら再発しました」「どうやら薬は効きませんでした」という結末は、
あまりにもショックが大きくはないか。

もし、無治療を選択して、将来再発してしまったら、
その選択をした自分自身の責任であって、まだ納得できる気がする。

私の場合、ホルモン受容体がそれぞれ99%という数値から、
女性ホルモンの影響を多大に受けているガンってことでしょう。
ホルモンバランスが何らかの原因で崩れたり、
異常が起こってしまったことによって、
細胞が悪さを起こして、ガンを作ったんじゃないの?

そもそも論だけど、
その何らかの原因を改善することが優先ではないの?

ある本では、誰しもガン細胞は体内で毎日作られていて、
ただ、健康な人は、そのガン細胞を消していく免疫があるのだと記載があった。

いくら暴飲暴食しようが、ストレス満載の生活してようが、ヘビースモーカーだろうが、
ガンにならない人はならない。
なんで?

やっぱり体質なんでしょうよ。
ガンを作る体質を持っているからということでしょう。

だったら尚更、体質改善が優先なんじゃないのかな。

と、無治療という選択が、あたかも理に適っているかのように思いたい心情。

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