1/24/2013

放射線治療3週目 脳MRIと子宮ガン検診結果

左胸の青色マジックによるマーキングは、
消えそうになると描き足され、また消えそうになるとまた描き足される。

肌に青色が滲んで、打ち身したかのように青っぽくなった上、
副作用で日焼けのような赤みを帯びてきて、
肌色+青色+赤色で、何とも気持ち悪い色になりつつある。
マジックは青色と決まってんのかな。黒人さんは白なんかなー。

ある日の通院。
朝一番で、「脳足りん」検査のため造影MRIをした。
造影剤の点滴をして、ヘッドホンとヘッドギアらしきものを付けていざ筒中へ。
乳腺のMRIはうつ伏せだったから、全容が分からなかったけど、
今回は仰向けのため、どうなるかと思ったが意外に平気だった。

ガンガン、ドンドン、ゴーンゴーン、ガンガンガン。
とにかくうるさい。
途中、眠りに落ちそうにもなりつつも、やっぱりうるさい事に気付いて眠れず。
40分くらい入ってたんじゃないかな。

終わった足で、放射線を浴びにリニアック室へ。
いつもの時間に遅刻したけど、すぐに呼ばれてあっという間に終わる。
放射線って簡単だわ。内容は恐ろしいんだけど。

帰り際、看護師さんから婦人科に寄るように言われる。
え!?子宮ガン検診結果は、電話で聞くことになってたんだけど…。

表情が一瞬にして凍りつく。
脈が速くなって息苦しくなる。
恐る恐る婦人科に向かう。

そして、受付で知らされた結果は白。
なんだよー。それなら、予定通り電話でいいじゃん。
もう、こういう心臓に悪い予定外のことは勘弁して欲しい。

どっと疲れたのでお茶で一服。

続いてMRIの結果を聞きに脳外科へ。
この先生が一番好き。
放射線科の看護師さんも、この先生はとても優しいと言ってた。
患者に寄りそった発言が、医者を身近な存在と感じさせてくれてるからかな。
自然と信頼感が増すし、妙に落ち着いて話せる。

結果は、くも膜のう胞というもので、きっと生まれつきだろうとのこと。
無症状で特に悪さをするものでもないので、このまま様子見となった。
CTやらMRIやらを撮って偶然発見されない限り分からないらしく、
何千人か何百人かにひとりいるとのこと。
あららー。私って生まれつき脳足りんだんたんだーははは。

問題無くとも、ものすごく丁寧に説明をしてもらい、
脳の血管は太くて詰まりもなく、若くて綺麗だと褒められた。
先生ありがとう。また会える日まで。

最後に乳腺外科へ。
主治医は大学病院へ異動になったので、新しい先生の初めての診察。
緊張したのか診察室を間違える。

私より幾分年上の若い先生。
良く言えばゆったり落ち着いてるけど、悪く言えば高ぶった感じ。
悪い先生ではないけど、なんとなく執刀医でなくて良かった…と思った。

放射線治療の経過と今後の治療方針について話し合い。
この先生も、ホルモン治療をせずに無治療も選択肢としてある、とのこと。
妊娠中は、卵巣機能が抑制される(生理が止まる)から、
ホルモン治療をしてる時と同じような作用が起こり、
ガン再発を抑える可能性があるとのこと。
それは初耳!

だから第1子、続けて第2子と希望するのも、選択肢として有りだと。
しかし、あくまでホルモン治療が再発防止には一番有効とのデータがあってのこと。

まだ最終決断はしていないけど、それは嬉しい言葉だった。

ホルモン治療をするもしないも、今後定期的な検診が必要となる。
放射線治療が終わればマレーシアに戻るので、
そのための資料と、向こうの病院から拝借した組織標本の返却を依頼した。
必要な際は、引き続きこちらの病院でもフォローしてくれるとのことで、
ありがたかった。

長い一日だった。

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