義家族の観光案内と帰国見送り。
病院の診察、検査。婦人科の診察。
友人の結婚式で神戸行き。
術前の最後の温泉行き。
今月14日に帰国してから、ずっとバタバタしてる。
悲嘆に暮れる時間もなく、慌てて明日からの入院準備をやっと先程終えたところ。
この1週間を軽く整理してみる。
義家族はトータル6日間の滞在で、結婚式を含め日本を満喫してくれた模様。
毎日何かと行動してたから、寒さと疲れで後半体調崩しぎみだったのが申し訳なかった。
でも良い経験が出来たと喜んでくれ、今度は桜が見たいとのこと。
病気についても理解してくれており、まずは治療に専念するよう言ってくれている。
相方は帰国便を延長し、手術まで滞在してくれることに。
皆どうもありがとう。
病院では、敵の詳細が段々と明らかになってきた。
人生初のMRIは、軽視してたのが間違いだった。
私には結構恐怖で、出来ればもう二度とやりたくない。
防音のためにヘッドホンからクラシックが流れてたけど、
あんなの何の役にも立たない。音がうるさすぎる。
どうせなら、選曲できるようにして、ロックをお願いしたい。でも体が動きそうでやばいかな。
また、少し閉所恐怖症ぎみかもしれぬ、と悟った。
人生初のCTでは、思いもよらぬ事に、脳に異常が発見された。
脳の一部にぽっかり空洞化している箇所があり、まさしく「脳足りん」状態。
問題ないようだとのことだけど、念のため、入院中に脳外科も受診することに。
大いに驚かされたし、なんとも恐ろしい。
なんともありませんように。
婦人科は別の病院へ。
ガンの詳細と妊娠希望を伝え、受精卵凍結の相談に。
頭脳明晰でやり手な印象の担当女医は、一見冷たそうだったけど、割と好きかも。
無駄に甘い言葉なんかより、ズバッと回答してくれて分かり易く頼もしい。
乳腺外科の先生とも知り合いのようで、
足並みをそろえながらやっていこう、いつでも相談して、と言ってくれた。
また、抗がん剤治療をするのであれば、事前に必ず相談するようにとのこと。
抗がん剤治療以外であれば、急ぐ必要はないとのこと。
「精子だけなら今日でも凍結できるよ。2万円ね。まー、ご主人に問題なければの話だけど?」
いい先生でした。
一時はどうなるかと思ったし、急遽欠席させてもらおうとも考えた友人の結婚式。
でも、友人の晴れ姿見たさに、他のなつかしい友人たちと再会したさに、神戸行きを強行。
1日入院が早まっていたら出席は難しかったかもしれない。
初めて拝見した旦那様はとても優しそうで、友人は本当に幸せそうだった。
そして、なつかしい面々とのプチ同窓会。久々でも会えば変わらず会話が弾んだ。
大阪や神戸も10数年前に住んでいた頃とはすっかり変わっていて、
ちょっぴり寂しさを感じた。
時間が過ぎることで、人も場所も思い出も変化していく。
私たちは、時を刻んで生きている。
今は居ないあの人も、この人も、しっかりここに生きていた。
そして私もいつかは居なくなる。
そして私もいつかは居なくなる。
生死を繰り返して、また新たな命が繋がっていく。
人生って何なんだろうね。
妄想は今日も続く。
妄想は今日も続く。
明日から入院ということで、宿泊している暇はないけど相方と日帰り温泉を強行。
30年近く、私の一部だった左胸を見納めてもらった。
将来、乳房再建をする時が来るかもしれないけど、真の左胸とは本当にこれでお別れ。
帰国後からずっと気が張っていて、今こうしてひとりPCに向かっているけど、
なんだか急に泣けてきた。
この期に及んで、子供のように泣き喚いて、入院や手術から逃げ出したい気分。
やっぱり、本心は切りたくないんだよ。
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